こんにちは!
このサイト『ハタクル』を書いている『ハタ』です。
ハタの息子は『筋電義手』を使っています。
『筋電義手』を知っていますか?
『筋電義手』とは筋肉に発生する表面筋電位の出力量によって動作制御される義手である。(ウィキペディアより)
↑って、なんのことか分からないよね。

息子が使ってる『筋電義手』

腕の筋肉の動きを
この『筋電義手』が感知して
指先を閉じたり開いたりするもの
『筋電義手』が息子の左手なのです。
左手の手首から先がないので、必要な時にこの『筋電義手』を使って生活しています。
毎日、幼稚園でも使っています。
『義手』は『義足』より認知度が低く、「なくても生活できる」という考えから『筋電義手』の認可がなかなかおりない状況にあります。
『小児』の『筋電義手』ならなおさら認可されません。
海外では『筋電義手』が広く普及していて、小さなころから『筋電義手』が支給される国もあるそうです。
日本では『使いこなせていること』が条件で、どれだけ『筋電義手』が必要かを『アピール』する必要があります。
そのためには長い訓練が必要ですが何も補助はありません。
訓練は『筋電義手』がなければできません。
ですが『筋電義手』は約150万円。
子どもの成長は早いので頻繁に大きさを調節する必要があります。
訓練できる病院が遠いので交通費もかかります。
ハードルが高すぎるのです。
筋電義手との出会い
『筋電義手』を扱う病院がとなりの県にあると知りました。
息子を生んだ病院でも、自宅のある県内の大きな病院で診察や相談した時も、『筋電義手』を教えてくれることはありませんでした。
ネットで見つけた、となりの県の病院に紹介状もなく飛び込みで行きました。
その日はダメでしたが、後日に診察していただける事になったのです。
そしてわかった『筋電義手』のこと。
小児の『筋電義手』を扱う病院が全国を探してもほとんど無いということ。
この病院で扱っている『筋電義手』は病院負担と寄付で運用されてるので貸し出せる数に限りがあること。
定期的に訓練に通うこと。
その訓練の実績を積み重ねたうえで『筋電義手』を使いこなし、必要性をアピールできる状態になったら、病院のあとおしがあって『筋電義手』の申請手続きができるという長い道のりです。
しかも、ここまで頑張っても申請許可がおりるかどうかわからないし、申請一回目ですんなり許可がおりることは無いとか...。
聞いてるだけで気が遠くなりそうな話だったけれど、『筋電義手』を貸し出してもらえることになり訓練がはじめられる喜びで本当に嬉しかったことを覚えています。
病院までが遠いということで訓練できない子供たちもいるそうです。
必要なのに『筋電義手』を知らない人もいるのではないでしょうか。
なんでもネットで調べられる時代ですが、『筋電義手』という言葉を知っていなければ調べようもないです。
さいごに
今では色んなことを『筋電義手』でできるようになりました。
たくさんの方々の支えがあってこその今があります。
『筋電義手』の可能性は無限大です。
一人でも多く方に『筋電義手』を知っていただいたいて、
一人でも多くの『筋電義手』を使っている(使いたいと思っている)人たちとつながって、一緒に頑張っていけたらと思ってます。
『筋電義手』の話を少しずつでも投稿していきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

体操用の義手で逆立ちしている様子