左手が不自由だとテニススクールには入れない!?
こんにちはハタです。

ブログで末っ子が先天性の左前腕欠損のお話をしたと思いますが、その末っ子がテニスをしたいと言った時のお話です。
最近引っ越して、近所にテニススクールがありました。
近所の次男のお友達がそのテニススクールに通っています。
次男もテニスをやってみたいと言い、末っ子もそれにつられてやってみたいと・・・。
ハタもハタ夫もテニスは未経験。
完全に想像だけど、右手だけでも頑張れば出来るんじゃないかと思い、とりあえずスクールに話を聞きに行った。
受付で次男(四年)と末っ子(一年)が入会希望と伝えた。
料金はレッスン一回につき¥1,188
週二回で通わせるなら約¥10,692×2人分
¥21,384(一ヶ月)
なかなかの料金だな・・・。😅
少し高くても、楽しめて一生懸命できるスポーツになるなら頑張ってやらせてみようかなと思った。
末っ子が左手が無いことを伝えた。
受付の方が一瞬とまどったが、隣に座っていたコーチらしき人が「出来ますよ!」と話に加わった。
「バックハンドも両手でと教えていますが片手でも大丈夫ですし・・・。」と話してくれましたが、テニスど素人のハタには『バックハンド両手』と言われても『なんのこっちゃ』って感じだった。
とりあえずスクールには入れるんだと安心した。
体験レッスンがあると言っていたので子供たちやハタ夫と相談することにして帰ってきた。
ここまではトントン拍子で良かったけど・・・。
末っ子は次男がやると言ってるからやってみたいと言ってるだけでテニスが何かも知らないと思う。😂
なので一度見学に行こうということになった。
初心者がやってる時間に合わせてスクールに行き、見学させてほしいとお願いした。
受付の方が、いまから体験もできるのでどうですか?と勧めてくれた。
やはり末っ子のことが気になり、
「前回もお話しましたが、末っ子は左手が無く完全な素人ですがいいですか?」と聞きました。
「コーチに伝えますので大丈夫です。」と言われたので、それならとお願いした。
ラケットを貸して頂いて、初心者のクラスに入れて頂いた。
うちの子たちを合わせ、この日は4人でのレッスンだった。(連休中ということで欠席者が多かった様子)
末っ子は一年生なので、この中では一番年下な感じだった。
次男は四年ということもあるだろうが、それなりにレッスンについて行っていた。
初めてにしては上出来であっただろう。
末っ子にかんしては、レッスン中に左手でボールを自分の前に落としてワンバンドしたボールを打つレッスンがあったんだけど、そもそも左手ではボールを落とせない、だけど末っ子は考えた。
左手脇にラケットを挟み、右手でボールを地面に強めに投げつけボールが大きく跳ね上がってる間にラケットを右手に持ち、打つ。
『考えてる!!!』
初めてのテニス、次男と同じ貸し出し用のラケットで、四年の次男でも持ち慣れていないラケットは重そうなのに、一年の末っ子にはさらに重そうに見える。
それでもなんとか同じようにしようと必死にボールを打とうとしてる。
まわりのみんなと同じように出来なくてきっと歯がゆいはず。
ハタ自身が末っ子なら、『もうやらない!』なんて言って投げ出すんじゃないかと思った。
レッスン中の休憩の時に「どう?」ってきいたら、
汗いっぱいかいて「むずかしい!おもしろい!」とキラキラした目で答えた。
それを見て、『いつから通わせようか』『何曜と何曜が良いかな』なんて想像しながら体験レッスンが終わるのを待った。
こんなことなら来るんじゃなかった。
レッスン後、なぜか支配人が出てきた。
末っ子の入会は、『安全面を考えてプライベートレッスンにしてほしい』と・・・。
末っ子とコーチで一対一のレッスンだ。
プライベートレッスンって本来はテニスの上級者がもっと上達するためのレッスンよね???
しかも料金一回¥3,240
週二回で月¥29,160(一人)
次男が普通のレッスンとして二人で¥39,852
『4万円???』
正直、心の中で
『無理だろう・・・。』て思った。
『安全性』の意味がイマイチわからなくて、初心者すぎるうえに手が使えないことでレッスンの進行上の妨げになるから?など、頭の中で色々考えた。
なので、最初の超初心者状態を脱出するまでのプライベートレッスンなのかと思ったので、『テニスが上達すれば、みんなと同じレッスンにはいれますか?』と聞いてみた。
『わかりません。その時のこちらの判断になります。』と・・・。
遠回しに『障がい者のやるスポーツではありません。』と、言われた気分だった。
めちゃくちゃショックだった。
テニスってこんなに難しいスポーツだったんだ。
やる気満々の末っ子に何て言えば良いんだ。
今さら『料金が高くていけない』て言うのか???
末っ子が行けないなら、次男も諦めさせなきゃいけないんだろうか。
次男だけ行かせたら、末っ子は何でだと思うだろう。
こんなことなら、入会案内を聞きに行ったときにキッパリ断ってほしかった。
末っ子がやる気になってしまう前に断ってほしかった。
末っ子が体験レッスンの帰りの車の中で、「またテニスやりたい!」と楽しそうに言う顔を見て
「うん、またね。」と、言うしかなかった。
どうしても諦めきれないハタ。
ネットで色々と調べてみたが情報量は少ない。
障がい者(そもそも障がい者という言葉を使うのは不本意だけど)テニスといえばオリンピックでみかける『車椅子テニス』。
どこで練習しているんだろう。
やはりプライベートレッスンなのか。
『障がい者立位テニス』というものがあると知った。
検索して見つけたときに千葉で大会があると書いてあったが、ハタの住んでる場所からは『ちょっと試合見てくる!』という距離ではない。😫
末っ子も区別するとしたら立位テニスになるだろう。
こんな場合、テニスを始めたいと思ったら、大金払って始めるしかないスポーツなのかな・・・。
立位テニスを本格的にされてる方は、最初どうやってテニスを始めたのかな。
無理してでも週一くらいテニススクールに通わせるか。
テニスは無かったことにしてほかのスポーツを勧めるようにもっていくか。
末っ子にとって、どちらが幸せなんだろう。
答えが出たらまたブログに書きたいと思います。